この度、弊社がいつも大変お世話になっておりますモデリング株式会社様からのご紹介で、埼玉県比企郡嵐山町にご新築された 有限会社カワカツ様の新規オフィスの内装デザイン・オフィス家具およびインテリアコーディネートを担当させて頂きました。
有限会社カワカツ様は、内視鏡部品の組み立てなどの医療機器関連精密機器に携わる事業を行っている企業様です。
今回 私が担当させて頂きましたのは、エントランス・1F2Fのホール・事務室・応接室・職員休憩室(会議室)の内装デザインと、オフィス家具のコーディネートおよび その他インテリアのコーディネートです。
作業室を除いた各部屋と空間は、工場というイメージを払拭して「スタイリッシュでモダンな落ち着いた印象のオフィス」というコンセプトで
デザイン・コーディネート致しました。 また会社のロゴも弊社にて新しくデザインさせて頂きました。
まずは、会社の「顔」とも言える エントランスの空間から完成後の写真をご紹介させて頂きます。
ダークブラウンをベースカラーとした内装に、左手の壁には 大きな「壁面緑化パネル」を設置して、インパクトのある空間を演出しました。
この「壁面緑化パネル」は、人工樹木や人工緑花等で様々な空間を造り上げている 株式会社 鈴忠様 に製作して頂きました。
緑は、すべてフェイクグリーン(人工緑)です。
この「壁面緑化パネル」について、私がデザインしたご提案書(デザイン画)は こちらになります。
みごとに、デザイン画のとおりに 忠実に美しく再現して下さいました。大変嬉しく思っております。
中央に取り付けた 乳白色のアクリル板に印刷しているのが、この度 弊社にて新しくデザインした カワカツ様のロゴになります。
100分の1mmまでの単位で検査を繰り返し、その手間を惜しまず医療関連精密機器の組み立てを行っておりますカワカツ様の企業理念を、スケールの目盛りの中に誠実な光が煌めくというモチーフでデザインしたロゴです。 社長様にも 社員様方にも大変喜んで頂けました。
そして、エントランスを入ったホール空間の完成写真がこちらです。
ポイントは照明です。 ダウンライトをあえて壁側にずらして取り付けることで、 壁面に光の陰影を映し出し、 その反射される優しい光がホール全体の明るさをもたらすようにプランニング致しました。 照度はあえてやや低めにしています。
階段部分はこちら。照明はブラケットライトに致しました。
さて、事務室の完成写真のご紹介です。
内装については、床はOAフロアにしたのでタイルカーペット、色は 目に優しい グリーン色として、壁・天井は清潔感のあるホワイトでシンプルに。
そして、家具は イナバインターナショナル(株)様のオフィス家具の中からセレクト致しました。
更に こちらの事務室でも最も拘ったのが、やはり照明です。
よく見かける事務所用の普通のベースライトではなく、コイズミ照明様から新しく発売されたばかりの「ソリッドシームレスラインシステム照明」をご提案。 LEDの特徴を生かした「均一発光」による光で、まるで間接照明のような美しい意匠性を実現しました。 クオリティの高い光で、社員様からも「目が疲れないです。」ととても喜んで頂いております。
※こちらの照明については、コイズミ照明の照明プランナー様からアドバイスを頂きプランニングしたものです。
オフィス家具は、 すべて イナバインターナショナル(株)様のオフィス家具からセレクトしてコーディネートしたものです。
デスクは、デュエナというシリーズで、机上面やデスクの足元などのコードが綺麗に納まりスッキリと使い易い構造になっています。
椅子は、yeraイエラ というシリーズのチェアで、工業デザイナーの奥山清行氏が 人間工学に基づきデザイン・プロデュースした次世代チェアです。
座る人の体格に合わせて柔軟に変形する構造で、長時間座っていても疲れない理想的な座り心地を実現しています。
その他の収納家具もイナバインターナショナル(株)様のラインナップよりセレクトしました。
次は、応接室のご紹介です。
こちらは、社長様に最初にヒアリングした際に、お好きな色が「ブルー」だとお聞きしたので、床のタイルカーペットを鮮やかなブルーに致しました。
壁の一面をグレーの幾何学模様クロスでアクセント壁として、天井はダークグレー、その他の壁はパールが入ったライトグレーでコーディネート。
応接セット家具は、同じくイナバインターナショナル(株)様のラインナップの中から 本革レザー仕様で 適度な硬さで身体が沈み込みしすぎない快適な座り心地のソファーセットをご提案致しました。
コート掛けもウォールナット色のモダンなデザインのものをコーディネート、コートを掛けてなくても ただ置いてあるだけで オブジェのような存在感を醸し出します。
最後は、職員休憩室の完成写真です。
こちらの部屋は、お昼休みに社員の皆様がお食事をしたり休憩する用途と共に、時には社内での会議や来客の方との会議にも使用するとお伺い致しましたので、難しいコーディネートでした。
内装は、リラックスできるように 明るめの優しいカラーをベースとしながら、会議用のデスクやチェアは メリハリのあるビビッドなカラーを取り入れて
照明のダウンライトの配置も 会議の際の適度な明るさを確保できるように精査しながらプランニング、調光調色が可能なLED照明にすることで、休憩時にはオレンジ色の電球色でゆったりと過ごし、会議の際は白色の昼白色に色を変えて 集中力を高めることが出来るように致しました。
有限会社カワカツ様